このブログについて

こちらは、小説を中心とした創作ブログです。

作品は、『過去に廃墟となった街メリザンドの調査に訪れた青年の日記及び、調査報告』といった形式のものになります。
そのため、通常のブログと同じく、古いものが下に、新しいものが上に表示されますので、その点、ご注意下さい。

【ここに至るまでのあらすじ】
惑星ヒプノスは、長らく宗教組織エテメナンキの支配下にあった。
だが、神聖暦5000年、エテメナンキを牛耳るライラの目的を知った各国首脳は同盟を結び、エテメナンキ解体を目論む。
やがて、300年前、殉死したとされた聖女ジブリールの復活に力を得た同盟軍は、エテメナンキ解体に成功。世界は、新たな道を踏み出したのだった――。

詳しくは、長編シリーズ『神の眠る星』にてどうぞ。
(なお、『神の眠る星』には、男性同士の恋愛関係が描かれます。苦手な方・嫌悪感を覚える方は、ご注意下さい)

2017年9月27日水曜日

定期連絡 2

ニコライ:本日、リオーネ地区の調査が終了しました。
イズミ:ご苦労だった。
    保存状態はどうだ?
ニコライ:火事の痕はほとんどなく、比較的いい状態でした。
      ただ、不思議ではありますね。当時軍は、本当に街全体に火を掛けたのでしょうか。
イズミ:資料では、そうなっているがな。
     ところで……母親の家には行けたか?
ニコライ:え?
イズミ:君の母親の実家もたしか、リオーネ地区にあったはずだが。
ニコライ:ご存じだったんですか……。
イズミ:新たに雇う者に対しては、一応、身元調査をしているのでな。
ニコライ:そう……なんですか。
イズミ:ショックか?
ニコライ:いえ、そういうわけでは……。
イズミ:それで? どうだったんだ?
ニコライ:はい、母の家にも行って来ました。……なんだかちょっと、変な感じでした。
      僕の知っている母は、大人の女性なのに、部屋にあるものは、少女めいていて……。
イズミ:それはしかたがないだろう。実家にいたのは、十代のころなのだろう?
ニコライ:はい。それはそうですが……。
イズミ:(小さく苦笑して)まあいい。引き続き、調査を頼む。
ニコライ:了解です。


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